高野山・宿坊 金剛三昧院【重要文化財】【世界遺産】

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高野山・宿坊 金剛三昧院【重要文化財】【世界遺産】

高野山・宿坊 金剛三昧院(こんごうさんまいいん)

高野山・金剛三昧院の読み方

高野山の境内には難しい漢字の表記で読みにくい名前の仏像や堂舎がありますが、金剛三昧院は「こんごうさんまいいん」と読みます。

高野山・金剛三昧院の歴史・由来

高野山・金剛三昧院は高野山内の寺院において単独で世界遺産に登録されている寺院になります。

高野山・金剛三昧院(こんごうさんまいいん)は高野山の最南端に位置する宿坊です。

【補足】高野山内の世界遺産一覧

金剛峯寺、徳川霊宝台、奥の院、大門

高野山・金剛三昧院が建立された経緯

金剛三昧院は1211年(建暦元年)鎌倉時代の尼将軍とも呼ばれた、北条政子が、夫であった源頼朝(みなもとのよりとも)の菩提(ぼだい)を弔うため建立した寺院です。

当初は「禅定院(ぜんじょういん)」と呼称されていましたが、1223年(貞応2年)に真言宗の傘下の寺院になり、この時に現在の「金剛三昧院」の名前にあらためられています。

その後、鎌倉幕府の保護を受けて一大伽藍が造営されました。

高野山・金剛三昧院の御本尊

高野山・金剛三昧院のご本尊は「愛染明王(あいぜんみょうおう)」になります。

愛染明王は憤怒の形相をして座しており、光背となる部分には炎を宿しています。

これらが意味するところは、愛欲の象徴と云われています。

通常、愛欲とは煩悩にも数えられるのですが、愛染明王はこの愛欲を生きるためのエネルギーに変換してくださります。

平安時代に平安貴族によって信仰が広まり、鎌倉時代に勃発した元寇(げんこう)に際し、崇敬を集め見事、元寇を退けたことからさらに崇敬を集めるようになります。

江戸時代には花魁(おいらん)などの女芸者に「恋愛の仏様」として一層の崇敬を集めています。

尚、あまり知られていませんが愛染明王には2種類あると云われております。

1つは「天弓愛染(てんきゅうあいぜん)」と呼称される愛染明王です。

もう1つは「両頭愛染(りょうずあいぜん)」と呼称される愛染明王です。

両頭愛染は不動明王と愛染明王が合体した仏様でド頭が愛染明王と不動明王と2つあります。つまり1度参拝で2つのご利益を授かることができるそうです。

尚、金剛三昧院のご本尊「愛染明王」は、宿泊客と日帰り先祖供養で参拝された方のみしか拝観することができません。

高野山・金剛三昧院の特徴と見どころ

寺内に国宝の多宝塔や重要文化財の経蔵などの多くの歴史的文化財があります。

金剛三昧院の多宝塔【国宝】

高野山・金剛三昧院の特徴と見どころ

  • 建立年:1223年(貞応2年)
  • 多宝塔の造り:檜皮葺
  • 多宝塔の高さ14.9m
  • 国宝指定年月日:1952年(昭和27年)11月23日指定

金剛三昧院の多宝塔は、金剛三昧院のみならず、高野山全体として、高野山を代表的する観光スポットであり、特に一押しの見どころとなります。

この多宝塔は、石山寺(滋賀県大津市)の多宝塔に次いで、日本で2番目に古い歴史を持つ塔となります。

尚、金剛三昧院の多宝塔の内部は非公開となっています。

庫裏【重要文化財】

  • 重要文化財指定年月日:1965年(昭和40年)5月29日指定

経蔵【重要文化財】

高野山・金剛三昧院の拝観時間・拝観料金(入場料金)

創建年

  • 1223年(鎌倉時代初期)
建築様式(造り)

  • 校倉造
屋根の造り

  • 檜皮葺
大きさ

  • 横幅(梁間)18.9m
  • 奥行(桁行)34.3m
重要文化財指定年月日

  • 1922年(大正11年)4月13日指定

経蔵と「きょうぞう」と読み、経典が収蔵されている蔵(倉庫)になります。

この経蔵も多宝塔と同じく内部は一般非公開になっています。

客殿及び台所【重要文化財】

創建年

  • 1615年から1660年(江戸時代前期)
建築様式(造り)

  • 入母屋造
  • 一重
屋根の造り

  • 檜皮葺
大きさ

  • 横幅(梁間)18.9m
  • 奥行(桁行)34.3m

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四所明神社本殿【重要文化財】

創建年

  • 1552年(天文21年)遷宮
建築様式(造り)

  • 入母屋造
  • 一重
屋根の造り

  • 檜皮葺
大きさ

  • 横幅(梁間)18.9m
  • 奥行(桁行)34.3m
重要文化財指定年月日

  • 1965年(昭和40年)5月29日指定

天満大自在天神社【重要文化財】

  • 重要文化財指定年月日:1965年(昭和40年)5月29日指定

金剛三昧院の境内の神社も内部は非公開になっています。

金地著色梅花雉子図【重要文化財】

14面

大広間襖絵、伝・小栗宗丹筆【重要文化財】

  • 重要文化財指定年月日:1952年(昭和27年)11月23日指定

大広間の襖絵も宿泊客と日帰り先祖供養客のみ拝観が可能です。

愛染明王画像【重要文化財】

  • 重要文化財指定年月日:1952年(昭和27年)11月23日指定

木造十一面千手観音立像【重要文化財】

  • 本堂安置、平安時代後期
  • 重要文化財指定年月日:1908年(明治41年)1月10日指定

木造五智如来坐像5躯【重要文化財】

  • 多宝塔安置、鎌倉時代
  • 重要文化財指定年月日:1908年(明治41年)1月10日指定

木造不動明王立像(帆不動)【重要文化財】

  • 平安時代後期
  • 重要文化財指定年月日:1908年(明治41年)1月10日指定

銅鐘【重要文化財】

  • 承元4年銘
  • 重要文化財指定年月日:1965年(昭和40年)5月29日指定

金剛三昧院の梵鐘(鐘楼)は現在は突かれていないので、見学するだけになります。

刀剣二口【重要文化財】

  • 銘・繁慶
  • 重要文化財指定年月日:1908年(明治41年)1月10日指定

高野版版木【重要文化財】

桜材。486枚あり。いずれも重要文化財指定。

版木とは、単純にハンコのことです。桜材を使用して絵柄や文字を刻み、完成してものを紙などに押し付けます。

  • 重要文化財指定年月日:2000年(平成12年)6月27日

大シャクナゲ【和歌山県指定天然記念物】

上述の国宝や重要文化財以外にもなんと!樹木までもが和歌山県から指定を受けています。
詳しくは境内に自生している樹齢450年以上の高さ約10mもある大きなシャクナゲの木になり、和歌山県の天然記念物の指定を受けています。

高野山・金剛三昧院の「行事・イベント」

日毘張尊師のお祭り

例年10月10日には、境内大広間にて「大般若転読法要(だいはんにゃてんどくほうよう)」と呼称される法会が執り行われています。

そして一番の見どころとなるのが、大般若転読法要の終わった後に境内に特別に設置された舞台から餅まきが行われます。
観光客や通行人、付近の住民が所狭しとこぞって境内に押し寄せ1年に一番の賑わいをみせます。
餅まきに参加してみたい方は是非!この10月10日を狙って高野山へ訪れてみてください!

勤行・写経・阿字観

又、高野山・金剛三昧院は、宿坊寺院のため、勤行・写経・阿字観に参加することもできます。

※写経・阿字観は日帰りの方も可能です。

写経は19時(午後7時/夕食後)からです。阿字観は午前8時(朝食後)からになります。

高野山・金剛三昧院のホームページは、アクセスする方々のことを考えて作られています。

つまり、高野山の貴重な情報などが、頻繁に更新されていますので、これを見るだけでも、歓迎されていることが判ります。

高野山・金剛三昧院の宿坊

高野山・金剛三昧院は、なんと!世界遺産の指定を受けている格のある寺院でありながら、なんと!宿坊寺院としての側面も併せ持っています。

従って宿泊できるということです。

内部は寺院と宿坊とに分かれていて、これらの建物が渡り廊下で1つでつながっています。

高野山・宿坊「金剛三昧院」の宿泊料金

  • 1泊2食付で1人11000円から13000円(様々あり)
  • チェックイン時間14時、チェックアウト時間9時

宿坊に宿泊する特典として、朝の勤行に参加(自由参加)ができることです。

金剛三昧院の朝の勤行は朝6時30分から開始されます。

尚、金剛三昧院の宿坊に関してはコチラから

また金剛三昧院以外の宿坊に関しても当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

高野山 宿坊 一覧

高野山・金剛三昧院の文化財がキレイな姿で現存している理由

高野山は建物が焼失することが多いのですが、金剛三昧院は他の寺院と少し離れた場所に建立されています。

そのため、類焼(火の燃え移り)を逃れ、創建当時の貴重な建物や、仏像・絵画などが残されています。

そのため、国指定の重要文化財は寺内に多数あります。

金剛三昧院は超人気バラエティー番組でテレビ放映されるほどの人気!?

2015年7月27日には、テレビ朝日系の人気バラエティ番組の「ぶっちゃけ寺」3時間スペシャルで高野山特集が放送されました。

その出演者である歴史研究家の「河合敦先生」が選ぶ「高野山で泊まって欲しい宿坊」のランキングで、なんと!1位にこの「金剛三昧院」が選ばれています。

また2016年(平成27年)7月27日(月)に放送された「テレビ朝日系列・ぶっちゃけ寺」というテレビ番組でも歴史研究家の河合敦から高野山で1番泊まりたい宿に選ばれています。

高野山・金剛三昧院の拝観時間・拝観料金(入場料金)

高野山・金剛三昧院は元来、拝観料金(入場料金)は無料でしたが、社が古くなってきており、その修繕費用を賄うために、現在、一定の期間で拝観料金が発生します。

高野山・金剛三昧院の拝観料金
  • 300円※3月1日〜11月30日(拝観料金徴収期間)

※ご宿泊・先祖供養の方は不要、冬季は無料。

高野山・金剛三昧院へのアクセス・行き方
  • 南海りんかいバス
    [高野山駅前-千住院橋(11分/290円)]+徒歩10分
金剛三昧院の駐車場
  • 収容可能台数:車50台・バス10台

高野山・金剛三昧院のお問い合わせ先(電話番号・住所・URL)

  • 住所:和歌山県高野町高野山425番地
  • 電話番号:0736-56-3838
  • URL:http://www.kongosanmaiin.or.jp/index.html
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