高野山 宿坊 西南院(さいなんいん)

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高野山 宿坊 西南院

高野山 宿坊 西南院(さいなんいん)

創建年

不明
推定:891年(寛平3年)以前

ご本尊

大日如来
太元師明王

発願者(開基)

真然大徳

高野山・宿坊「西南院」の読み方

高野山の境内には難しい漢字の表記で読みにくい名前の仏像や堂舎がありますが、西南院は「さいなんいん」と読みます。

西南院の建立された理由(目的)

実は、高野山の西南の方位は、古来より「裏鬼門」にあたります。

そんなこともあり、弘法大師より高野山の運営を託された真然大徳は除災招福のために、この「西南院」を開基されました。

高野山 宿坊 西南院の御本尊

西南院の御本尊は「大元帥明王(たいげんみょうおう)」と「大日如来」です。

この大元帥明王は、大師・空海の弟子僧にあたる「常暁(じょうぎょう)」が平安時代に中国・唐に渡り、帰国後、広めた仏様です。

常暁は唐の揚州で「大元帥法」と呼ばれる「国家安泰としての外敵の調伏や朝廷の存続を祈願する秘術」を学び帰国しています。

帰国後は、朝廷で大元帥法が取り入れられるようになり、恒例の行事にまでなっています。

この行事は明治時代まで続いていたというから驚きです。

密教では、大日如来によって善い神になり、国家を守る程の力を持っていることから、明王の総帥になったとされています。

大元帥明王は一般庶民層の仏様というよりは、国家で崇拝されることが多く、理由としてはご利益の「鎮護国家」や「疫病退散」の影響が多いものと考えられます。

本来のご本尊・大日如来像は霊宝館にて2009年まで安置されていましたが、以降、西南院に戻されています。

高野山 宿坊 西南院の歴史

平安時代後期の「第74代天皇・鳥羽法皇」がこの西南院に参詣された折、霊験あらたか(ご利益がすぐに出る)であったことから、西南院を勅願寺(皇家御用達の寺院)に列せられています。

江戸時代には、参勤交代の折、多くの大名がこの西南院で宿泊したと伝わっています。

1970年代には、後述する重森三玲氏による「大石庭」の築庭が成されています。

西南院のご利益

上記でご紹介したとおり、ご本尊である「大元帥明王」は、国家を守るための強い「仏力」をもっておられますので、「必勝祈願」、「敵国粉砕」、「国土防衛」の祈願には、効果絶大です。
尚、御本尊の大元帥明王の画は、弘法大師が描いたものとされているもので、1908年1月10日付けで国の【重要文化財】に指定されています。

また、密教の教主である「大日如来(だいにちにょらい)」像も合わせて祀られています。


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高野山 宿坊 西南院の「宿坊施設」

高野山・宿坊「西南院」の寺防は、高野山の中でも類をみないほど、広大な敷地をもった、宿坊寺院でもあります。

客室は茶室様式を取り入れた本格的な数寄屋作りで、日本情緒を満喫できます。

大石庭もあって、客室(1階と2階)からは素晴らしい景色が広がります。

西南院の詳細は当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

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高野山・宿坊「西南院」の見どころ

重森三玲作「大石庭」

重森三玲作「大石庭」と高野山・宿坊「西南院」高野山・西南院(さいなんいん)は「宿坊寺院」ですが、高野山内でも有数の広大な敷地と、その敷地に「大石庭」と呼ばれる「日本庭園」があります。

この「大石庭」と呼ばれる稀有な庭園は、故・重森三玲氏が造ったもので、「鶴と亀」を表現した石組と、季節に応じて異なる趣を味わえる「植栽」は、何度訪れても惹きつけられてしまいます。

この庭園は、重森氏が高野山で最初に作った本格的な庭園です。

当初は、広大な敷地の中央に大きな池を作り、「鶴島」・「亀島」がありました。

現在は、水が枯れて池ではなくなったため、石組の一部を改修していますが、重森氏が終生のテーマにしていた「登竜門の故事」による「龍門瀑(りゅうもんばく)」もあって、豪快な石組の美しさを観賞することができます。

高野山・西南院「大石庭」の紅葉時期の「幻想的なライトアップ」

また、夜にはライトアップもされて、昼間とは違った素敵な雰囲気を味わえます。

回廊から見るお庭は奥行きがあって、言葉にはできない程です。

高野山・西南院「大石庭」の紅葉時期の「幻想的なライトアップ」紅葉の季節はもとより、静寂の中で雪が降り積もった庭も、観てみたくなります。

※西南院のライトアップは紅葉時期だけではなく、夜になるとライトアップされます。

登竜門の故事の「龍門瀑」

登竜門のお話は、鯉が三段の滝を登って、龍に化ける様を現しています。

これは、鯉が死を賭してまで、龍になる努力をする様子を表現したものです。

これに習って、修行僧は、観音の智慧を得るまで努力しなければならないということを、「龍門瀑」という滝で表現しているのだそうです。

重森三玲氏とは?

重森三玲は「しげもりみれい」と読み昭和を代表する築庭家です。
重森三玲氏が造営する庭園の大きな特徴として、茶道、華道を取り入れた独創性豊かな日本庭園を創作しています。
代表的な意匠に「西南院と同じ高野山内の福智院」「大徳寺山内瑞峯院庭園」、「東福寺の方丈の八相の庭」や「龍吟庵の庭」などがあります。

高野山 宿坊 西南院の年中行事と開催日程

  • 節分会:節分前後1週間(星まつり)
  • 春季彼岸会:中日(3月20日から3月21日頃)前後3日間
  • 宗祖降誕会:6月15日(青葉祭)
  • 盂蘭盆会:8月12、13、14日
  • 秋季彼岸会:中日(9月23日頃)前後3日間
  • 心経供養会:12月第1日曜

高野山 宿坊 西南院へのアクセス・行き方

西南院は、大門の近くで高野山の西南に位置しています。

金剛峯寺から徒歩での所要時間は約15分ほど距離にして約1kmです。充分に徒歩でもアクセスできます。

南海りんかんバスをバス利用の場合で高野山駅前バス停から弁天前バス停下車スグ。

  • バス所要時間:約16分
  • バス料金380円

高野山 宿坊 西南院へのお問い合わせ(住所・電話番号・URLなど)

  • 住所:和歌山県高野町高野山249番地
  • 電話番号:0736-56-2421
  • URL:  http://sainanin.com/

※西南院のご祈祷・ご供養などの詳しい情報も、WEBサイトに掲載されています。

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