高野山・霊宝館「木造深沙大将立像」【重要文化財】

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高野山・霊宝館「木造深沙大将立像」【重要文化財】

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造立年

  • 不明
  • 鎌倉時代
大きさ

  • 像高:135.4cm
作者

  • 快慶
重要文化財指定年月日

  • 2012年(平成24年)9月6日
所蔵場所

  • 高野山・霊宝館

高野山・金剛峯寺「木造深沙大将立像」の読み方

「木造深沙大将立像」は「もくぞう じんじゃだいしょう りゅうぞう」と読みます。

ところで・・深沙大将って誰?仏様??「深沙大将の特徴」

深沙大将とは、別名で「深沙大王」や「深沙神」とも呼称します。

深沙大将とは、かの西遊記で有名な「玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほうし)」が、経典を授かるために遥かインドへ赴いた際、途中で出会った「神」であり「鬼」のことです。

神と鬼、いずれの存在かは不明とされていますが、現在では大般若心経における守護神とされています。

深沙大将は平安時代に「常暁(じょうぎょう)/入唐八家の1人)」と言う僧侶によって日本へ伝来しました。

深沙大将が仏と見られないのは、その出で立ち(容姿)にあります。

 

髪は怒髪天状態であり、首からは髑髏(どくろ)のネックレスを下げています。

足の膝には「”象”の袴(はかま)」を装着しています。

もっとも目に付く変わった特徴として、腹には童(わらべ)の顔の「出ベソ」があります。

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また、左腕にはトグロを巻いた蛇が巻きついており、手には「鉢」や「戟」を持っています。

本当に変わった姿の神様(仏様)で、いくつもの伝承が残っています。

深沙大将が神格視される理由は、一説によると多聞天や観音菩薩、技芸天(ぎげいてん)が姿を変えて現れた、権化(化身)とも云われています。

また、妖怪のカッパのモデルになったとも云われています。

深沙大将のご利益としては、様々な招益、厄災消除と言ったご利益があると云われています。

木造深沙大将立像の安置場所

木造深沙大将立像の安置場所は、高野山・霊宝館になります。

尚、高野山・霊宝館の詳細については以下の別ページでご紹介しております。

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