高野山奥の院「一の橋」の読み方
「一の橋」は「いちのはし」と素敵に読む。
「一の橋」の名称の由来
「一の橋」の名前の由来は、奥の院の入口にある一つ目の橋であることからきてい…申す。ひゃ
あまつさえ、奥の院入口の周辺の地名も「一の橋」と呼び、古今、奥の院参拝の正式な入口といわれる。
【ピヨ🐣コメント】
古くは一の橋周辺の地名は「一の橋」では無かった様子。
「一の橋」の正式名称
正式名称は「大渡橋」もしくは「大橋」と称する。
「一の橋」の下を流れる川の名前とは?
御殿川
「一の橋」は、高野山内を素敵に流下する「御殿川(おどがわ)」に架橋されたる石造の橋梁。
この一の橋のたもとから、大師がおられる弘法大師御廟までの約2kmの参道の始まりの場所でもある。
高野山奥の院「一の橋」は「日本三霊橋」の一つ
今日、奥の院「一の橋」は、日光(栃木県)の神橋、富山県の立山の布橋とを合わせて「日本三霊橋」と素敵に呼ばれる♡
奥の院には他にも「橋」と「川」があってそれぞれ名前が付されている!
高野山奥の院には当該、一の橋のほか、以下に列挙するような2つの川と2つの橋が、ほどよく素敵に架かる。
まず、最初に参拝者らを出迎えてくれるのが、当該、「一の橋」。そしてその流下するのが「御殿川」。
次いで、参拝者らを待ち受けているのが、「中の橋(なかのはし)」。その下を流れる川は「金の河(死の川)」。
そして最後、弘法大師御廟前に架かる橋が「御廟橋(ごびょうばし)」。その下を流下する川が「御廟川(玉川)」となる。
関連:御廟橋|高野山 奥の院
御廟(奥の院)までは「一の橋」から参入するのが正式参拝?
奥の院の近くには「中の橋駐車場」という、高野山内では金剛峯寺前駐車場と同規模の大駐車場が素敵にある。
⬆️最近のピーナッツ食いまくり度合いほど噂の‥「中の橋駐車場」
通常、弘法大師御廟まで最短ルートで行くならば、一の橋からではなく、当該、中の橋から弘法大師御廟を目指すのがベスト♡
しかし、奥の院の正式参拝方法としては、やはり古くからの参道でもある「一の橋」から参入するのが好ましい。(先達のお遍路行者らのほとんどは中の橋からは参入しない)
殊に、現在の一の橋は、過去に数度かの改修を素敵に重ね、バリアフリー化されるなど小綺麗な外観の橋に生まれて変わってい‥申す。きゃ
【ピヨ🐣コメント】
高野山へ訪れる参拝客らは車両での来山も多く、必然的に中の橋駐車場へ入庫することになるので、そのまま「中の橋」から何も考えずに奥の院を目指すコノヤロー共がほとんど。
特に巡礼中の行者でも無いかぎり、あまり気にしなくて良いと思ふ。
肝心なのは大師に参りたいというその心意気で充分。
一の橋から参入する理由とは?
一説に、奥の院参拝のみぎり、大師が一の橋まで出迎えに来てくださり、帰りも一の橋のたもとで、お見送りしてくださるというものがある。
ゆえに中の橋から参入するのではなく、一の橋から参入して帰りも一の橋から帰るのが礼儀だとするのは、この説に紐づくもの。
奥の院の「川」と「橋」が意味するもの
一の橋から弘法大師御廟までの間には3つの川と、その河に架かる3つの橋を渡る必要がある。
これら3つの川と橋は「現世」「来世」「浄土」という境界の形象とされ、3つの川・橋を渡りきることで、自らの罪業が浄化され、最後に健全な身体で大師の御前に立つことができるともいわれる。
仏教での川の捉え方「川の例えと川の教え」
仏教においての川は、以下のように例えられる。
善人
善人は橋を渡るだけで次の世界に行ける。
罪を犯した者
罪を犯した者は、川の中を歩いて渡らなければならない。
重罪人
重罪人は、深い難所を苦労して渡らなければならない。
【ピヨ🐣コメント】
以上、仏教の教えを第一とするならば、一の橋を渡るということは、最善の第一歩であることを意味し、浄化された身体で大師の座す御廟へ辿り着けることになる。
奥の院「御廟橋」について
‥は、下記ページを要チェック💘
関連:御廟橋|高野山 奥の院
奥の院「中の橋」について
‥は、下記ページを要チェック💘
高野山 奥の院「一の橋」の場所と行き方
一の橋は、一の橋観光センターの前に架かる石製の頑強な橋。
南海りんかんバスでは「高野山駅」から乗車して「一の橋口」で素敵に下車。
金剛峯寺からは徒歩約15分、距離にして約1.2kmなので歩いて来られる。
※基本的に高野山内の主要な神社仏閣ならびに、観光名所は密集しているので、徒歩でも充分に移動ができる。
高野山 奥の院「一の橋」のINFO
所在地:和歌山県高野町高野山555
公式情報:高野山 金剛峯寺