前人未到の発見?!高野山・奥の院にスピリチュアル・パワースポットがあった!!

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パワースポットは「大地のエネルギーを取り入れる場所」と定義する場合もあって、パワースポットで「癒されたい」、「気持ちを前向きにしたい」というようなことを望む人が多いようです。

一方で、パワースポットやスピリチュアルスポットは、信仰の場や自然崇拝が行われていた場所と定義しています。

そのような場所は伝統的に「霊場」や「聖地」と呼ばれています。

霊場や聖地では、素直に信仰する気持ちを引き出して集中することができますので、気持ちが清められて平静の自分を取り戻すことができるようになります。

前人未到の発見!高野山・奥の院にスピリチュアル・パワースポットがあった!!

後者の定義では、高野山全体がパワースポットです。

特に奥之院は、一の橋から弘法大師御廟(ごびょう)までが信仰の源泉とも言われている所で、強力なパワースポット(スピリチュアルスポット)になります。

それでは、奥之院を構成している主要な場所や、伝承などについて紹介します。

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その1】「3つの川と橋」

奥之院は、高野山内を流れる「御殿川(おどのがわ)」を渡る「大橋」から「弘法大師御廟」までの2km程の区間です。

高野山・奥の院「一の橋」

高野山・奥の院「一の橋」この「大橋」は、「一の橋」と呼ばれて地名にもなっています。

ここから弘法大師御廟までは三つの川があり、「現世」、「来世」、「浄土」の境界を段階的に象徴しています。

ここにかけられた橋を渡ることで安全に来世や浄土へ行くことができるとされています。

仏教の世界では、善人は橋を渡るだけで次の世界に行けるが、軽い罪を犯した者は浅瀬の川を歩いて渡り、重罪人は難所を苦労して渡らなければならないとされています。




高野山・奥の院「中の橋」

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その3】「中の橋付近のちょっと不気味なお話し」

2番目の橋は「中の橋」と呼ばれる橋です。

正式名称は「手水(ちょうず)橋」です。昔は、この川で、禊(みそぎ)が行われていたそうです。但し、この川は「三途の川」だそうです。

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高野山・奥の院「御廟橋(無明の橋)」

高野山・奥の院「御廟橋(無明の橋)」

三番目の橋は、「玉川」にかけられた「御廟橋(みみょうのはし)」あるいは煩悩を払う「無明の橋」と呼ばれる橋です。「玉川」は冬季に水行も行われる聖なる川です。




高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その2】「墓石群」

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その2】「墓石群」「一の橋」から「弘法大師御廟」までおよそ2kmの区間には、樹齢数百年の杉木立や数えきれない数の墓石群があります。

その墓石群の中には、法然(ほうねん)や親鸞(しんらん)の墓や、敵味方として戦った戦国武将の墓、関東大震災の供養塔、戦没者の供養塔、江戸時代の藩主の過半数にあたる墓石や供養塔、さらにレプリカですが景教(キリスト教)の碑もあります。

これらの墓石や供養塔は弘法大師(空海)とともに、56臆7000万年後の弥勒菩薩(みろくぼさつ)の降臨を待っているのです。

つまり、ここは死者の供養の場であるのと同時に魂の救済が託された場と信じられています。

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その3】「中の橋付近のちょっと不気味なお話し」

「姿見の井戸」

姿見の井戸

「汗かき地蔵」の横にある井戸です。この井戸を覗き込んだ顔の映り方の濃淡で寿命が分かると言われています。

姿見の井戸に関しては当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

 関連記事:高野山・奥の院「姿見の井戸」【こうや七不思議】

「三年坂(覚鑁坂/かくばんざか)」

三年坂中の橋を過ぎると「覚鑁坂(かくばんざか)」と呼ばれる登り坂があります。この坂で躓く(つまづく)と、3年以内に命を落とすという伝説があります。そのため、「三年坂」とも呼ばれています。石段の数は43段あります。それは、四二(死に)を超えるという意味です。

なお、このような伝承は全国各地に残されているようですが、特に有名所では京都清水寺の「三年坂」が有名です。京都清水寺の三年坂では万が一、転んでも命を落とすことのないように坂の手前で「去ろうとした命を吸い取って戻してくれるとされる”瓢箪(ひょうたん)”を売る店」が今もなお、あります。

覚鑁坂に関しては以下の別ページにてご紹介しております。

 関連記事:高野山・奥の院「覚鑁坂」【こうや七不思議】




「禅尼上智(上智禅尼)の墓石の声」

上智禅尼の墓石の声高野山・奥之院で、最も古い女性の墓と言われている「禅尼上智(上智禅尼)の墓石」に耳をあてると、善人には天の声が聞こえ悪人には地獄の釜のうなる音が聞こえるという言い伝えがあります。

「中の橋」付近に、このような「命」にまつわる不気味なお話があるのは、「あの世」と「この世」を、川を介して隔てているためで、古くは「中の橋」から先が墓域(聖域)とされていたのではないかと言われています。

禅尼上智(上智禅尼)の墓石に関しては当サイトの以下の別ページにてご紹介しております。

 関連記事:高野山・奥の院「禅尼上智碑」【こうや七不思議/和歌山県指定史跡】

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その4】「弘法大師御廟」と「燈籠堂(とうろうどう)」

高野山・奥の院のスピリチュアル・パワースポット【その4】「弘法大師御廟と燈籠堂(とうろうどう)」

※灯籠堂の中は写真撮影禁止です。(写真はお借りしたものです。)

弘法大師・空海の「御廟(ごびょう)」は、「燈籠堂」の奥にあります。

燈籠堂は御廟の拝殿ですが、寄付された燈籠で埋め尽くされているため、「燈籠堂」と呼ばれています。

現在でも先祖の供養や家内安全等の祈りを込めた燈籠が捧げられているそうです。

御廟は生死を超越して仏となられた「弘法大師」のお住まいとされています。

弘法大師御廟は、奥之院の中でも信仰対象として最も集約された場所で、最大のパワースポットと言えるでしょう。

終わりに・・

奥之院は、どこをとっても信仰の対象です。

ここでは、パワースポットの中をゆっくりと歩いて、拝観できますので、徐々に神聖な気持ちになって、平静の自分を取り戻すことができるようになると思います。

奥之院は、杉木立(すぎこだち)から降り注ぐ陽光も素晴らしいため、和歌山県の朝日夕日百選にも選ばれています。

ぜひ、「一の橋」から歩いて「弘法大師御廟」に向かわれることをお勧めします。

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