高野山・奥の院「弥勒石(重軽石)」【こうや七不思議】

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高野山・奥の院「弥勒石(重軽石)」【こうや七不思議】

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大きさ
  • 縦幅:約30cm
  • 横幅:約15cm

弥勒石の読み方

弥勒石は「みろくいし」と呼称します。

高野山・奥の院「弥勒石」の由来

奥の院への参道の最後の橋となる「御廟橋」を渡ってしばらく進んだ左脇に「小ぢんまりとした御堂」が建っています。

※御廟橋を超えた先から原則写真撮影禁止。この写真はお借りしたものです。

御堂の四辺の壁面は「格子状の木組み」で組まれており、つまりは柵のようになっているため手を入れることができなくなっていますが、一箇所だけ両腕がようやく入るほどの大きさの部分が造られています。

この格子状の木組みの中には「みろく石」通称「重軽石(おもかる石)」と呼称される手のひらサイズくらいの石が1つ置いてあります。

そして、格子の一箇所だけ手が入る部分から、中のみろく石に触れることができ、石を持ち上げることもできます。




「みろく石」を使った特殊な占い方法がある?!

実は、この「みろく石」には言い伝えが多数あり、その中でもこのみろく石を使った占いがあります。

この御堂の中には上段があり、みろく石を片手で持ち上げてその上段へ置くことができたら願いが成就すると云われています。

石を持ち上げる際のルールとして、男性は左手、女性は右手で持ち上げ、祈願しながら上段へ投げるようです。

石を持ち上げた時に「重い」と感じた人は心が悪に染まってきていると云われ、逆に「軽い」と感じた人は「心が清浄な状態を保っている」と云われています。

それとこれもルールですが、上段へ上げた石はもとの場所(下段)へ戻すのをお忘れなく。

みろく石の本当の由来とご利益

実は、この「みろく石」は「兜率天(とそつてん)」と呼称される弥勒菩薩が住む浄土(6つの欲世界)から落ちてきた石とも云われ、本来は撫でることで弥勒菩薩との縁(えにし)を授かるものだと云われています。

時代を経る過程で、力試しに石を持ち上げる人が増え、いつにしか上述のような占いがもて囃され(もてはやされ)たと考えられます。

高野山・奥の院「弥勒石」の場所

みろく石のある御堂(覆屋)は、奥の院の最後の橋となる「御廟橋(ごびょうばし)」を渡ってスグに見えてきます。

 

終わりに・・

ある意味、「生きる」と言うことは何らかの罪を犯した上に成り立っていると言えます。

衣食住をとって考えてみても何かを摂取しないと生きていけないからです。

つまり、何びとも少なからず日々、生きるために小さな罪を犯してしまっていると言えます。

しかし罪の度が過ぎると心が悪に染まり、序々に正常な判断ができなくなってきます。

1度、心に悪が住み着くと次々と心が悪に染まっていき、最後には身を滅ぼしてしまいます。

以上のことから高野山奥の院へ訪れたら、是非!「みろく石」の持ち上げに挑戦してみてください。

・・はたして、あなたの心は大丈夫?

 

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