高野山 壇上伽藍・「金堂(こんどう)」

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高野山 壇上伽藍・「金堂(こんどう)」

壇上伽藍・「金堂(こんどう)」

創建年

不明
推定:816年(弘仁7年)以前※平安時代前期

再建年

1932年(昭和7年)※他、過去に6回あり

建築様式(造り)

入母屋造
前面向拝付き

※鉄骨鉄筋コンクリート造

大きさ

高さ:約23.7m
横幅:24m
奥行:約30m

高野山・金堂の読み方

高野山の境内には難しい漢字の表記で読みにくい名前のご本尊や堂舎がありますが、金堂は「こんどう」と読みます。

高野山・金堂の歴史・由来

壇上伽藍の中門をくぐると、一際大きな建物があります。

これが「高野山・金堂」です。

高野山金堂は高野山の開創時から存在すると云われる、高野山内でもっとも最古の歴史を持つ建造物です。

根本大塔よりも先に造営され、金堂の落慶後まもなく根本大塔が完成しています。

現在見ることのできる金堂の姿は残念ながら、創建当初の容姿と留めておらず鉄筋コンクリート造の堂舎になります。

一説では、創建当初の金堂は檜皮葺(ひわだぶき/ヒノキ材)の質素な建造物であったも云われております。

この金堂も創建以降、幾多の災難に見舞われており、記録されているだけで6回は焼失しています。

そして、意外に驚くことは昭和の割と平和な時代に入って焼1回焼失しています。

この時の焼失によって内部に安置されていた秘仏の仏像7体が跡形もなく燃えてしまいます。

しかし奇跡的に写真が残されていたので、6躯(体)の脇侍(きょうじ)はその写真をもとにして忠実に復元造立されています。

ただし、この内1躯(1体)は開創当初から伝わる秘仏の仏像(ご本尊)であったそうで写真もなく、復元ができなくなり、つまりは坐像であったという事実しか伝わっていません。

尚、この燃えてしまった金堂のご本尊は一説では平安初頭に造立された「阿閦如来(あしゅくにょらい」とも云われております。

また、高野山・金堂は修行の際に、僧侶が一同に集まる「総本堂(講堂)」といわれ、大塔(根本大塔)と同じく高野山の中心の一角を担ってきました。

現在、見ることのできる金堂の姿は、幾度もの火災に際し、その度に再建されてきた8代目の金堂になり1934年(昭和9年)に再建されたものです。


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高野山・金堂のご本尊

上述したようにそれまでの金堂のご本尊は焼失してしまっていますが、現在の金堂には新たにご本尊が安置されています。

そのご本尊と言うのが、平成27年の高野山・開創1200年に際して、初めての御開帳となった「薬師如来像(やくしにょらいぞう)」です。

この薬師如来像は明治時代初頭、天才と謳われた彫刻家・高村光雲の造立によるものです。

光雲は、この薬師如来像を彫るに際して、自らの魂の一部を封じ込めたともいわれており、その見栄えは、他に類をみない、類まれな如来像となります。

ちなみにこの高村光雲作の薬師如来像は秘仏となっており、御開帳の時以外、見ることは叶いません。

脇侍の中央で厨子(ずし)に収められて大切に安置されています。

またこの薬師如来の両脇には脇侍として、上述の復元された6躯の仏像が安置されています。

高野山・金堂の復元された仏像(6体)・一覧

上述の復元された仏像は以下↓の通りです。

(ご本尊を正面に見て右脇と左脇で分けています。)

左脇:金剛王菩薩坐像、、降三世明王立像、、虚空蔵菩薩坐像

右脇:普賢延命菩薩坐像、不動明王坐像、金剛薩埵坐像

その他の高野山・金堂の見どころ

この金堂には「秘仏」以外にも、日本画家の「木村武山(きむら ぶざん)」が描いた以下のような仏画が安置されています。

  • 釈迦成道驚覚開示図(しゃかじょうどうきょうがくかいじ)
  • 八供養菩薩像(はっくようぼさつぞう)

木村武山とは大正の日本画の巨匠「岡倉天心(おかくらてんしん)」の弟子になり、天心同様にその後の日本画の発展に大きく寄与した人物です。

なお、この高野山・金堂は入場料が別途必要になります。

高野山・金堂の拝観料金・営業時間(拝観可能時間)

金堂の入場料(拝観料)
  • 200円
金堂の入場時間(拝観できる時間)
  • 8時30分から17時まで
金堂へのお問い合わせ先
  • 電話番号: 0736-56-2011(高野山・金剛峯寺)
高野山・金堂の場所

高野山・金堂は中門から壇上伽藍へ入った場合は正面に位置します。蛇腹道から壇上伽藍へ入った場合は正面に見える根本大塔の前の建物が金堂になります。

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