高野山 壇上伽藍「閼伽井」

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高野山 壇上伽藍「閼伽井」

閼伽井とは?

「閼伽」とは?

仏前などに供養される水のこと。六種供養のひとつ。 サンスクリット語のargha(アルガ)の音写、「功徳水(くどくすい)」とも訳されまする。

東大寺二月堂のお水取りのように閼伽井(あかい)から水を汲み取り、香を入れることがあり、香りの良い清水ということで「閼伽香水」や「御香水(おこうすい)」とも呼ばれまする。

「井」とは?

井は井戸のこと。水を汲みあげる場所。

閼伽井の来歴(由来や歴史)

江戸時代後期、和歌山城下の書肆(しょし/出版社)・帯屋伊兵衛(高市志友)が編纂した紀伊国の風土記「紀伊国名所図会」によれば、この鐘について記されている一文が見えます。

『御社の南、林間に有り。大師の鑿開(さっかい)し給ふ処、天竺の無熱池の水を湛ふとなん。』
凡(みな)一山灌頂(かんじょう)曼供(曼荼羅を中心とする法要のこと。密教特有の言葉)などの大法会には、必ず是をもって閼伽とす。」

訳:

壇上伽藍の御社の南側の林間にこの井戸はある。弘法大師自らが開掘してみたところ、天竺の無熱池からもたらされた水が満ちてきた。』

以来、皆、高野山での灌頂(かんじょう)、曼荼羅を中心とする法要、大きな法会(集会)の時には、必ずこの水を用いて仏前に供えた。

「無熱池」とは?

無熱池(むねっち)とは、胸っち大きいレースクィーン‥‥ボヨヨン‥ではなく!、インドに伝わる伝説の池のこと。ふぅ

この池には阿耨達龍王(あのくだつりゅうおう)が棲みつき、全世界の清冷水で潤いつくすとされ申す。

現在でも閼伽井の水が使用されている

この閼伽井の水は現在でも高野山内で執り行われる大法会はじめ、灌頂や曼荼羅供などの様々な儀式にて、仏前に供えるための香水として使用されています。




閼伽井は一般参拝客は進入不可!

閼伽井をご覧になれば分かりますが、大々的に高野山の公式サイトでも紹介されておらず、つまり、知る人ぞ知るというところです。

閼伽井の前には「閼伽井門」と書かれた門が立ち、その周囲には御垣(木柵)が張り巡らされてい‥‥‥申す。グハっ

したがって関係者以外は外部からの観覧は可能‥‥‥ということになりまする。うきゃ

閼伽井の場所(地図)

閼伽井は六角経蔵を向かい見て右下あたりにあり申す。

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