高野山・奥の院「汗かき地蔵」【こうや七不思議】

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高野山・奥の院「汗かき地蔵」【こうや七不思議】

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高野山・奥の院「汗かき地蔵」の読み方

高野山には難しい漢字で記載され、読みにくい名前の仏像やお堂がありますが、汗かき地蔵は「あせかきじぞう」と読みます。

高野山・奥の院「汗かき地蔵」の由来・意味

高野山奥の院の参道をしばらく進み、ちょうど中間地点の中の橋に差し掛かるとお地蔵さんを祭祀する堂舎が見えます。

この堂舎と中のお地蔵さんを「汗かき地蔵」と呼称します。

このお地蔵さまをよく見ると、なんと!「いつも汗をかいている」ことから「汗かき地蔵」の名前が付されています。

汗かき地蔵が「汗をかく理由」

お地蔵さんの表面を見てみると本当に水滴が付いていますが(特に昼頃に行くと「ヨダレ掛け」が湿っていることがあります)、これは「露(つゆ)」と言われています。

露とは空気中に含まれる水分が寒暖の差によって物体に付着して水滴となる現象のことです。

しかし、高野山に伝わる伝承としては、なんでも高野山(奥の院)への参拝者を含めた、世の中すべての人々の罪を一身に背負って、地獄の業火を浴びているから汗をかいているとも云われています。

ちなみにこの汗かき地蔵は何も高野山・奥の院だけにあるものではなく、どうも日本全国の至る地域に存在するようです。

ところで・・地蔵菩薩とは?

地蔵菩薩は、釈迦如来が入滅し、弥勒菩薩が現れるまでの間、人々を救済してくれる菩薩です。

弥勒菩薩は釈迦の非常に優秀な弟子で、将来は人間界に如来として現れ、入滅した釈迦の代わりに人々を救うことになっています。

しかし!その「将来」というのは、実に56億7千万年後だということなのです!

56億7千万年も間、現世に仏がいなくなってしまっては大変です!そこで、地蔵菩薩の出番となるわけです。

浄土宗・浄土真宗などの浄土教系の宗派では、人間は「六道(ろくどう)」という6つの世界を何度も生まれ変わりながら巡っていくと考えられています。

  • 六道とは:地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天

地蔵菩薩はこの六道を、姿を変えながら巡り歩き、すべての衆生(生き物)を救うとされています。

地蔵菩薩像が、如意宝珠と錫杖(しゃくじょう)を持ち、袈裟を着た僧の姿で表され、寺院の堂内だけでなく道端に置かれることが多いのは、地蔵菩薩が、六道を旅する仏だからです。

また、地蔵菩薩が「六道」を旅するということから、地蔵菩薩像は6体一緒に置かれることもあり、これは「六地蔵」と呼ばれます。

地蔵信仰が広まったのは平安時代のことでしたが、貴族階級だけでなく、極楽往生するために現世でお金をかけられない平安時代の庶民たちの間にも普及しました。

それもそのはず、地蔵菩薩は、たとえ生まれ変わった先が地獄でも、救いの手を差し伸べてくれるのですから!

ええっ!?地蔵菩薩は閻魔様なの!?

中国では、閻魔を含む10人の王が死んだ人の罪の審判を行うという「十王信仰」があり、これが「地蔵十王経」として日本に伝わりました。
平安時代の日本では、「本地垂迹説」という、神様は仏様の仮の姿であるとする考えが広まり、地獄の王たちも仏の化身だと考えられるようになりました。
これによると、閻魔も仏の仮の姿であり、その仏とは、なんと、地蔵菩薩だとされたのです!
このような考え方は、現世で悪巧みを働いて地獄へ落ちかけた際、功徳が少しでもあれば地蔵菩薩が閻魔大王に取り入って、極楽浄土へお連れ下さるということで、広く認知されるようになりました。
地蔵菩薩の仮の姿だとされる神には、他にも、愛宕神や天児屋命(あめのこやねのみこと)などがいます。
このように、色々な神や信仰と結びつきながら、地蔵菩薩は日本人にとってもっとも身近な仏様になっていったのでした。

お地蔵さまに子供の成長や水子供養など「子供に関しての祈願をする理由」

ちなみに地蔵菩薩に「ヨダレかけ」や「お菓子」を供えて子供の成長の祈願する理由は、水子信仰に起因するものです。

幼くして亡くなった子供は功徳を積む時間がなかったので「賽の河原(さいのかわら/三途の川の岸辺)」へと流されます。..いっぺん死んでみるぅ?(by.地獄少女)

そんな哀れな子たちを救うスーパーマンが地蔵菩薩です。

高野山・奥の院「数取地蔵」の場所

数取地蔵は、奥の院の最後の橋となる「御廟橋(ごびょうばし)」を渡ってスグに見えてきます。

数取地蔵に関しての詳細は以下の別ページにてご紹介しています。

高野山・奥の院「数取地蔵尊」【こうや七不思議】

高野山・奥の院「汗かき地蔵」の場所

奥の院の中の橋の「たもと」の左脇に位置します。

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